ネイティブが使う!英語の「言い訳」表現完全ガイド
英語を学習する上で、「言い訳」は単なる言葉遣い以上の意味を持ちます。
それは、異文化理解への扉を開き、よりスムーズなコミュニケーションを築くための重要な要素なのです。
日本語の「言い訳」と英語の “excuse” は、表面上は同じ意味を持つように見えますが、文化的背景やニュアンスの違いを理解することで、より自然で適切な表現を選ぶことができるようになります。
この記事では、英語における「言い訳」の様々な側面を掘り下げ、表現方法だけでなく、文化的な背景、ネイティブが使うフレーズ、そして言い返された時の対処法まで、幅広く解説していきます。
この記事を読めば、英語の「言い訳」に関するあらゆる疑問が解消され、コミュニケーション能力を一段とレベルアップさせることができるでしょう。
英語で「言い訳」は何と言う?基本表現とニュアンス
「言い訳」を表す英語はいくつかあり、それぞれ微妙なニュアンスの違いがあります。主な単語とその意味の違いを見ていきましょう。
- excuse: 最も一般的な「言い訳」の表現です。軽い過ちや遅刻など、日常的な場面で使われることが多いです。弁解や弁明の意味合いも持ちます。
- justification: 何かを正当化するための理由や根拠を示す場合に用いられます。より論理的で、道徳的な正当性を含むニュアンスがあります。
- reason: 単に「理由」を意味し、客観的な説明として使われます。「言い訳」というネガティブな意味合いは薄いです。
- explanation: 何かを説明すること、またはその説明自体を指します。「言い訳」として使われる場合もありますが、中立的な意味合いが強いです。
- alibi: 法的な文脈で使われることが多く、事件当時、自分が別の場所にいたことを証明する「アリバイ」を意味します。
「言い訳をする」という表現は、主に以下の動詞と組み合わせて使われます。
- make an excuse/excuses: 最も一般的な表現です。「言い訳をする」という意味で幅広く使われます。
- give an excuse/excuses: 「言い訳をする」という意味で、make an excuseとほぼ同じように使われます。
- come up with an excuse/excuses: 「言い訳を考え出す」という意味で、苦し紛れの言い訳をするニュアンスが含まれることがあります。
例:
- “He made an excuse for being late.” (彼は遅刻の言い訳をした。)
- “She gave a plausible excuse.” (彼女はもっともらしい言い訳をした。)
- “He came up with a ridiculous excuse.” (彼は馬鹿げた言い訳を考え出した。)
ネイティブが使う「言い訳」フレーズ集
ネイティブスピーカーが日常会話でよく使う「言い訳」のフレーズを、状況別に見ていきましょう。
遅刻の言い訳
-
- “I’m so sorry I’m late. I got caught in traffic.” (本当にすみません、遅れました。道が混んでいたんです。)
- “My alarm didn’t go off.” (目覚ましが鳴らなかったんです。)
- “There was a delay on the train.” (電車が遅延していました。)
宿題を忘れた言い訳
-
- “I accidentally left it at home.” (うっかり家に置いてきてしまいました。)
- “I thought I had submitted it online.” (オンラインで提出したと思っていました。)
- “My dog ate my homework.” (犬が宿題を食べてしまいました。※冗談として使われることが多いです。)
約束をキャンセルする言い訳
-
- “Something came up.” (急用ができてしまいました。)
- “I’m not feeling well.” (体調が優れません。)
- “I have a prior engagement.” (先約があります。)
その他のシチュエーションで使える表現
-
- “It wasn’t my fault.” (私のせいではありません。)
- “I didn’t mean to.” (そのつもりではありませんでした。)
- “It was an accident.” (それは事故でした。)
アメリカとイギリスの「言い訳」文化の違い
アメリカとイギリスでは、コミュニケーションスタイルに違いがあり、それが「言い訳」の表現にも影響を与えています。
- アメリカ: 直接的で率直なコミュニケーションを好む傾向があります。そのため、言い訳は短く簡潔であることが好まれます。回りくどい言い方は避けられる傾向があります。
- イギリス: 遠回しで丁寧な表現を好む傾向があります。謝罪の言葉を添えたり、相手への配慮を示す表現を使うことが多いです。
例えば、遅刻した場合、アメリカ人は “Sorry I’m late. Traffic was terrible.” (遅れてすみません。道がひどく混んでいました。) と簡潔に言うことが多いです。
イギリス人なら “I do apologize for being late. There was a terrible traffic jam.” (遅れて本当に申し訳ございません。ひどい交通渋滞に巻き込まれてしまったんです。) と、より丁寧に謝罪の言葉を添えることが多いです。
このような文化の違いを理解することで、相手に不快感を与えずに、よりスムーズなコミュニケーションを図ることができます。
シチュエーション別「言い訳」例文集
様々なシチュエーションにおける「言い訳」の例文を見ていきましょう。
ビジネスシーン
-
- 会議に遅刻した場合: “I apologize for my tardiness. I was held up in a meeting that ran over.” (遅れて申し訳ございません。長引いた会議で足止めされていました。)
- プレゼンがうまくいかなかった場合: “I apologize that the presentation didn’t go as smoothly as I had hoped. I encountered some technical difficulties.” (プレゼンが期待通りに進まなかったことをお詫び申し上げます。技術的な問題が発生しました。)
日常生活
-
- 友人との約束に遅刻した場合: “I’m so sorry I’m late. I got completely sidetracked.” (本当にごめん、遅れた。完全に寄り道してしまった。)
- 家族との約束をキャンセルする場合: “I’m so sorry, but something urgent has come up. I won’t be able to make it tonight.” (本当に申し訳ないんだけど、急用ができてしまった。今夜は行けなくなってしまった。)
学校や教育機関
-
- 宿題の提出が遅れた場合: “I apologize for the late submission. I had a family emergency that required my attention.” (提出が遅れたことをお詫び申し上げます。対応が必要な家庭の緊急事態がありました。)
- テストの出来が良くなかった場合: “I studied hard, but I seem to have struggled with some of the concepts.” (一生懸命勉強したのですが、いくつかの概念で苦労したようです。)
「言い訳」された時の返し方
相手から「言い訳」をされた時、どのように返答するのが適切でしょうか?
許す場合
-
- “That’s okay.” (大丈夫だよ。)
- “No worries.” (気にしないで。)
- “It happens.” (よくあることだよ。)
- “Don’t worry about it.” (気にしないで。)
許さない場合 (状況に応じて適切な表現を選ぶ)
-
- “That’s not a very good excuse.” (それはあまり良い言い訳ではありませんね。)
- “I’m a little disappointed.” (少しがっかりしています。)
- “I was really counting on you.” (本当にあなたを頼りにしていたんです。)
相手に反省を促す表現
-
- “Try to be more careful next time.” (次回はもっと気をつけてください。)
- “Please make sure it doesn’t happen again.” (二度と起こらないようにしてください。)
英語学習者が「言い訳」から学べること
コミュニケーション能力の向上
状況に応じて適切な表現を使い分けることで、より効果的なコミュニケーションが可能になります。
例えば、ビジネスシーンでは丁寧な表現を、友人との会話ではよりカジュアルな表現を使うなど、相手や状況に合わせた言葉遣いを学ぶことは、良好な人間関係を築く上で非常に重要です。
異文化理解の促進
「言い訳」の背後にある文化的な価値観や習慣を理解することで、異文化コミュニケーションにおける誤解を防ぎ、より円滑なコミュニケーションを促進することができます。
例えば、アメリカの直接的な表現と、イギリスの婉曲的な表現の違いを理解することで、相手の意図を正しく理解し、適切な対応をすることができます。
表現の幅を広げる
「言い訳」に関する様々な表現を学ぶことは、自身の表現力を豊かにすることにつながります。
同じ状況でも、様々な言い方を知っていることで、より自然で適切な表現を選ぶことができるようになります。
まとめ
この記事では、英語における「言い訳」について、基本的な表現から、ネイティブが使うフレーズ、文化的な違い、そして言い返された時の対処法まで、幅広く解説してきました。
「言い訳」は、単なるネガティブな行為として捉えられがちですが、言葉の背後にある文化や価値観を理解することで、より深い異文化理解につながる重要な要素です。
また、状況に応じて適切な表現を使い分けることは、コミュニケーション能力を高め、良好な人間関係を築く上で不可欠です。
この記事が、皆様の英語学習の一助となり、より豊かなコミュニケーションを実現する手助けとなれば幸いです。


